ライブ録音のレコードを聴こう

再生可能なレコードの歴史は、トーマス・エジソンが発明したフォノグラフから始まり、当初は空気振動を音溝として円筒に刻み込むといった原始的なものでした。また、電気的な録音ではないため、音質も決して良いというものではありませんでした。

しかし、空気振動だけによる録音は、極めて原始的ながらも生々しい音質が特徴のため、貴重な音源としてだけでなく、レコード本来の記録という側面を垣間見ることができます。

また、当時のレコードは実況録音が基本だったため、現在でいうスタジオ録音のような音の編集はできませんでした。つまり、当時の録音は一発勝負であった故に、演奏者と録音技術者は常に緊張感を持っていたことになります。

そうした生々しい記録は、生演奏に近い感覚を味わうことができるところから、電気的な録音が可能になった後も、ごく最近まで一発録りのスタイルは多くの現場でおこなわれていました。

昔のレコードに味わい深い名盤が多いのは、このような理由も少なからず含まれているわけですね。編集を繰り返したスタジオ録音も良いですが、実況録音によるライブ盤もレコードで聴いてみるのも楽しいものですよ。

レコードのデジタル化

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