[再考]赤盤のアナログレコードとは
赤盤レコードとは、通常の黒色ではなく赤い透明カラーでプレスされたアナログレコードのことを指します。
特に1960年代の日本で多く見られ、東芝音楽工業(現・ユニバーサル ミュージック)が発売したビートルズやベンチャーズの赤盤は、その代表例として知られています。当時の赤盤は、見た目の美しさや高級感が特徴で、コレクターズアイテムとしての価値が高く評価されています。
また、赤盤には高音質を意識した“Ever Clean”という帯電防止素材が使用されており、ほこりが付きにくく、静電気によるノイズも抑えられていた点も魅力です。
特にビートルズの赤盤は、オリジナルのモノラルミックスや初回盤仕様が多く、音源としても貴重な存在です。視覚的なインパクトと希少性が相まって、今なお高い人気を誇り、オークションや中古市場では高額で取引されることもあります。
赤盤は、1960年代のレコード文化と日本独自の音楽市場の豊かさを象徴する存在といえるでしょう。
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