[再考]レコードのクリーニング。乾式?湿式?
レコードのクリーニング方法には大きく分けて乾式と湿式があり、それぞれに特長があるのですが、効果的な洗浄を求めるなら湿式を推奨します。
乾式は主にカーボンファイバーブラシなどでホコリを取り除く方法で、再生前後の簡易的なケアとして便利なのですが、盤面の溝に入り込んだ皮脂汚れやカビ、古いホコリなどは除去しきれません。
一方で湿式は専用のクリーナー液や蒸留水を使い、ブラシやクロスで盤面を拭き取る方法で、汚れを浮かせて物理的に除去できる点が優れています。
特に中古盤や長期保管されていたレコードには効果的で、音のクリアさが大きく改善されることもあります。ただし、使用する液体や布には注意が必要で、成分や材質を誤ると盤を傷める恐れがあるため、専用品を使用することをお勧めします。
湿式でのクリーニング後は乾燥をしっかり行い、カビの発生を防ぐことが重要です。両者を使い分けることで、レコードの状態を良好に保ち、長く楽しむことができます。皆様もぜひチャレンジしてみてください。
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