市場から姿を消した46分のカセットテープ
カセットテープの製造は、現在ノーマルポジションのみで、記録時間は両面で10分、20分、60分、90分から選ぶことができます。しかし、以前は150分や120分、46分のカセットテープが存在していました。
150分と120分のカセットテープは、長時間の録音が可能ではありましたが、テープが薄く音質にムラが生じやすいため音楽再生には不向きでした。では、なぜ46分のテープは市場から姿を消したのでしょうか?
46分のカセットテープは、一見すると中途半端な分数ではありますが、実はLPレコードの再生時間に合わせて製造された画期的なモデルだったのです。LPレコードが全盛期の頃、46分のカセットテープは一般的に最も普及しました。
しかし、CDの登場により、収録時間の増大やA面とB面といった概念がなくなると、46分のカセットテープの需要は徐々に少なくなってしまいました。46分のカセットテープは、マクセルのURシリーズなら現品が比較的に入手しやすいです。
ちなみに、カセットテープの分数は60分までなら安定した音質を楽しむことができるので、レコードのA面とB面の良さを味わいたいなら、46分と60分のカセットテープをお試しください。
カセットテープのデジタル化
カセットテープのデジタル化
押し入れや、クローゼットの奥で眠っているカセットテープを、当時と同じ音質に近い形でデジタル化するサービスです。
デジタル化する事でスマホでも聞く事ができます。
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