カセットテープは表示時間より多めに録音できる?
カセットテープの録音時間は、表示されている分数によって決まっています。 主なカセットテープの分数は、46分、54分、60分、90分などです。 それぞれ片面は、23分、27分、30分、45分になります。
実は、カセットテープは、表示時間よりも少し多めに録音できることをご存知でしたか?
これは、カセットテープを再生するための、カセットテープレコーダーの走行速度を考慮してのもの。 カセットテープレコーダーの走行速度は、各メーカーによって違う可能性があるためなのです。
テープの走行速度の許容誤差は、JIS規格により±2%に規定されているため、カセットテープレコーダーのメーカーは、±2~3%の許容規格を設けているとのこと。 ですから、カセットテープのメーカーも、それに対応できるように録音時間に少し余裕を持たせてあるのです。
「表示時間より多く録音できてる?」と思ったことがありませんか? こういった理由からなのです。もちろんメーカーによって誤差はありますので、時間にして数十秒のものから1~2分ぐらいでしょうか。
レコードからカセットテープにダビングしていた時代。 レコードの多くには、A面〇〇分、B面〇〇分と収録時間が印刷されていました。
例えば、片面が23分〇〇秒や、24分だった場合、46分テープにダビングするのは賭けでした。 ギリギリでダビングできた時の達成感は、多くの人が体験しているのではないでしょうか。
カセットテープのデジタル化
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押し入れや、クローゼットの奥で眠っているカセットテープを、当時と同じ音質に近い形でデジタル化するサービスです。
デジタル化する事でスマホでも聞く事ができます。
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