ジャンルを絞って楽しむカセットテープ

音楽業界では、カセットテープの人気と需要は今後も増加していくと見込まれていて、これまでカセットテープに触れたことのない若い世代に向けたハードの開発にも力を入れています。

ところが、現行のカセットテープはノーマルポジションのみの生産となっていることもあり、音質という側面から見た場合、すべてのジャンルをカセットテープだけで楽しむのは難しいかもしれません。

もちろん、前回の記事でもお伝えした通り、ちょっとしたテクニックを使うことで、音質をある程度補うことは可能ですが、ノーマルポジションの特性に合うジャンルに絞って利用する方が無難だといえます。

では、ノーマルポジションに合う音楽のジャンルとは何なのでしょうか?

基本的に、ノーマルポジションは低音域が活かされた音楽の録音・再生に向いています。ジャンルでいえば、メタルやヒップホップといった低音に特徴のある音楽、ノイズやドローン系など、実験的な音楽にぴったりです。

また、シンセサイザー(特にアナログシンセ)を多用した分厚いサウンドの録音・再生にもノーマルポジションはもってこいなので、ぜひ一度お試しください。

カセットテープのデジタル化

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押し入れや、クローゼットの奥で眠っているカセットテープを、当時と同じ音質に近い形でデジタル化するサービスです。
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