カセットテープの頭出し機能

カセットデッキに頭出し機能がついた時は衝撃的でした。

カセットテープは、現在のデジタル化された音源のように、曲をスキップすることができませんでした。 例えばA面の3曲目を聴きたいと思ったら、早送りや巻き戻しをして聴く、という方法しかなかったのです。

レコードの場合は、溝があるので聴きたい曲だけを選ぶということもできました。 しかし、カセットテープでは早送りや巻き戻しをしても、聴きたい曲を行き過ぎしまうことが多々ありました。

1曲ごとに曲をスキップすることがなかなか難しかったのです。もちろん、曲は絶対飛ばさず、最初から最後まで聴く!という人もいたでしょう。

そんな折、カセットデッキに搭載された機能が頭出し機能です。 曲間の数秒の無音状態を感知して、曲をスキップできるというもの。

例えば、今聴いている曲をスキップしたい場合、早送りを押すと次の曲前で止まって再生してくれるのです。この頭出し機能によって、効率的に何度も好きな曲を聴くことができるようになりました。 今でいうリピート機能ほどではありませんが、似た感じでしょうか。

今は、デジタル化された音源ならタップやクリックをすれば、すぐに聴くことができますよね。 カセットテープは「1曲だけを聴く」という事に、とても手間がかかるものだったのです。 そんな手間を少しだけ緩和してくれたのが、頭出し機能だったのかもしれません。

カセットテープのデジタル化

押し入れや、クローゼットの奥で眠っているカセットテープを、当時と同じ音質に近い形でデジタル化するサービスです。デジタル化する事でスマホでも聞く事ができます。