カセットテープのツメと上書き

カセットテープには、小さな「ツメ」と呼ばれる部分があります。 この部分を折っておくと、カセットデッキに入れて録音ボタンを押しても録音できません。 ツメを折ることで誤消去を防ぐことができるのです。

ツメは、一度折ってしまったら再録音できないのかというと、そうではありません。 折ったツメの部分にセロテープを貼って穴を塞ぐと、何度でも再録音することができるのです。これはビデオテープでも同様です。

カセットテープは、間違って消してしまわないように、録音するとすぐにツメを折っていませんでしたか?

でも、その後「このカセットあまり聴かないから消しちゃおうかな…」と思ったり…。 こういったカセットテープの上書きも、よくやっていましたよね?

中高生の頃はお金がなく、カセットテープもそんなにたくさん買えません。 ですから、筆者はカセットテープの使い方にもこだわりがありました。

新品のカセットテープは大好きなアーティスト、カセットに上書きするのはそれより下のランクのアーティストやアイドル、それにまた上書きをするのはラジオ番組…など。

記録媒体がカセットテープだけしかない時代だったからこそ、みんな駆使して音楽を楽しんでいましたね。 デジタル化された現代にはない、アナログな作業がなつかしく思えます。

カセットテープのデジタル化

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押し入れや、クローゼットの奥で眠っているカセットテープを、当時と同じ音質に近い形でデジタル化するサービスです。
デジタル化する事でスマホでも聞く事ができます。