久保田利伸「すごいぞテープ」
1986年にデビューして以来、第一線で活躍し続ける大人気アーティスト久保田利伸さん。
彼がデビュー前に、「すごいぞテープ」というカセットのデモテープを音楽関係者に配布し、話題になっていたことをご存知でしょうか?
久保田さんの名前が、デビュー前に知られるきっかけとなったのは、田原俊彦さんの1985年のシングル、「華麗なる賭け」「It’s BAD」の作曲を手がけたことです。 ラップで始まる「It’s BAD」のカッコよさに驚きました。佐野元春さんが、1984年のアルバム「VISITORS」でラップを取り入れましたが、アイドル、歌謡曲のジャンルでのラップは田原さんが初めてなのでは。
その頃、久保田さんが趣味で創ったのが「すごいぞテープ」。
1stアルバムのデモ、洋楽メドレー、「It’s BAD」のラップ違いバージョンなどが収録されています。
音楽関係者に配られ話題となり、デビューへの足がかりとなったとのこと。
筆者が読んでいた当時の音楽雑誌には、「すごいぞテープ」のことや、その久保田利伸がいよいよデビューする、という記事が載っていました。 レコード店で頻繁に行われていたビデオ上映会で、いち早く久保田さんのMVを観ていた筆者は、瞬く間に久保田さんのファンになったのでした。
「すごいぞテープ」は、今でも音楽業界やファンの間で語り継がれる貴重な作品となっており、まれにフリマサイトやオークションサイトに出回ることもあるようで…。 持っている方は幸運ですね。
カセットテープのデジタル化
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デジタル化する事でスマホでも聞く事ができます。
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