気軽に楽しめるエアチェック
FM放送が全盛を極めていた1980年代、少年たちはこぞってエアチェックを楽しんだものです。
当時はインターネットのような巨大な情報網などなく、最先端の情報メディアはテレビとラジオに絞られました。
とりわけFM放送はステレオで気軽に音楽を聴くことができましたので、最新のヒットチャートをフルで再生してくれるFM放送は、少年たちの憧れでした。
当時のFM放送の多くは、過剰なエフェクト処理のない純粋な音楽を提供していましたので、カセットテープに好きな音楽を録音するエアチェックという行為は、今思えば最高の娯楽だったように思います。
また、1980年代はFM放送の番組情報を主体とした雑誌が多数発行されていましたので、番組のプログラムをチェックして、送開始と同時に録音ボタンを押すのが楽しみでした。
エアチェックが少し慣れてくると、マスター用にメタルテープを使用するなどして、ダビングすることで生じる音質劣化を少しでも抑えられるように工夫したものです。
エアチェックは録再生ができるラジカセと録音用のカセットテープがあれば今でも楽しむことができます。近年は、FM放送の音質が再び見直されてきましたのでぜひお試しを。
カセットテープのデジタル化
カセットテープのデジタル化
押し入れや、クローゼットの奥で眠っているカセットテープを、当時と同じ音質に近い形でデジタル化するサービスです。
デジタル化する事でスマホでも聞く事ができます。
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