The Beatles ~ Please Please Me 1963年作品

懐かしい名盤 Part325
The Beatles ~ Please Please Me

1963年作品
[Wikipediaより記事抜粋]
『プリーズ・プリーズ・ミー』(Please Please Me)は、ビートルズ初のイギリス盤公式オリジナル・アルバム。
1963年3月22日にモノラル盤、4月26日にステレオ盤が、それぞれ発売された。
シングルとして発売された4曲を除く全10曲を、1963年2月11日にレコーディングするという短期間で制作されたアルバムで、発売から6週目の全英アルバムチャートで最高位1位を獲得。その後次作『ウィズ・ザ・ビートルズ』で第1位を獲得するまでの30週連続で1位を獲得した。
本アルバムは、2作目のシングル『プリーズ・プリーズ・ミー』(1963年1月11日発売)のヒットを受けて急遽制作されることとなった。当初はキャヴァーン・クラブで観客を前にしたライヴ録音が計画されたが、キャヴァーン・クラブが音を録音する環境としては適してなかったので、EMIレコーディング・スタジオにてスタジオ・ライヴ形式でのレコーディングが行なわれた。
セッションは、午前と午後の2回で予定され、後から夕方からのセッションが追加された。
1963年2月11日の午前10時にビートルズとプロデューサーのジョージ・マーティンはスタジオに入り、約3時間のセッションを3回繰り返し、10時間弱でシングルで既に発表されていた4曲を除く10曲を録音、1日でアルバムを完成させた。
時間と予算が限られていたことから、ほとんどの曲は原則一発録りで制作された。
また、収録曲14曲中6曲は、この頃のビートルズがライヴで好んで演奏していたアメリカのR&B、ロックンロールなどのカヴァーで占められている。
「ホールド・ミー・タイト」もこのセッションで録音されたが、次のアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』に回された。
録音当日、ジョン・レノンは風邪をひいており、その影響でヴォーカルがやや鼻声になっている。ジョージ・マーティンはジョンの喉への負担を考慮し、「ツイスト・アンド・シャウト」の録音はセッションの最後に行い2テイク録音し第1テイクを採用した。
解散後にジョンは『ビートルズの(当時の)ライヴ感の生々しさを出しているという点では、このアルバムが一番近い』と発言している。
なお、2月20日にマーティンによって「ベイビー・イッツ・ユー」にセレスタ、「ミズリー」にピアノがオーバー・ダビングされているが、このセッションにはビートルズは関与していない。
アルバム・タイトルが決定するまで、マーティンは「Off the Beatle Track」とすることを考えていた。
このタイトルは、1964年にマーティンが発売したオーケストラのアルバムに使用された。
1963年当時の慣習でモノラル盤は3月22日、ステレオ盤は4月26日に発売された。モノラル盤とステレオ盤の発売日が異なっているのはビートルズのアルバムでは唯一のケースである。
レコーディングは実質1日、既発曲の4曲を含めても計3日間という、極端な短期間で制作されたが同アルバムは発売と当時に大ヒットを記録。イギリスのメロディ・メーカー誌で第1位を30週連続記録した。
アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』を第1位から引きずり下ろしたのはセカンド・アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』だった。
CDは1987年2月26日にモノラル盤のみで発売され、ステレオ盤CDは2009年9月9日に発売された。
ステレオ・バージョンが存在しない「ラヴ・ミー・ドゥ」と「P.S.アイ・ラヴ・ユー」の2曲は、当初は疑似ステレオ・バージョンでLP盤に収録されていたが、CDにはモノラル・バージョンのままで収録されている。

I Saw Her Standing There
Misery
Anna (Go To Him)
Chains
Boys
Ask Me Why
Please Please Me
Love Me Do
P.S. I Love You
Baby It’s You
Do You Want To Know A Secret
A Taste Of Honey
There’s A Place
Twist And Shout