King Crimson ~ クリムゾン・キングの宮殿 (In The Court Of The Crimson King) 1969年作品

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King Crimson ~ クリムゾン・キングの宮殿 (In The Court Of The Crimson King)

1969年作品
[Wikipediaより記事抜粋]
『クリムゾン・キングの宮殿』(In The Court Of The Crimson King)は、1969年に発表されたキング・クリムゾンのファースト・アルバム。
プログレッシブ・ロックジャンルの代表的作品で、その後のロックにも多大な影響を与えた。
本作発表以前にも、ムーディー・ブルースやピンク・フロイドなど独創的な音楽を追求する先進的バンドがプログレッシブ・ロックとして位置付けられ、さらにこのデビュー作でキング・クリムゾンもその一員とされつつも、さらに新しい扉を開いた。クラシックやジャズの要素を巧みに取り入れ、また別の深遠なロックの世界を構築した。
また、作詞担当のメンバーであるピート・シンフィールドの歌詞は、抽象的・神秘的な世界観を描き、「エピタフ」での「“混乱”こそ我が墓碑銘 (Confusion will be my epitaph)」は、ロック史に刻まれている。曲の面では、リーダーとされたロバート・フリップよりも、イアン・マクドナルドが主導権を握った。
スタジオで一番長い間作業していたのがマクドナルドであった。
「21世紀のスキッツォイド・マン」ではギターのリフを前面に押し出したヘヴィ/メタリックなサウンドや声にディストーション。一方で「風に語りて」や「エピタフ」「ムーンチャイルド」ではメロトロンやフルートを駆使した浮遊感のある幻想的なサウンド。
これら荒々しさと静けさを対比させたデビュー・アルバムである。印象的なアルバム・ジャケットを手掛けたのは、画家のバリー・ゴッドバーである。鏡を覗きながら描いた自身の自画像を発展させたもの。
「ビートルズの『アビイ・ロード』をチャート1位から蹴落としたアルバム」として紹介されることが多かったが、全英オフィシャルチャートでは最高5位、全米ビルボードチャートは28位である。
また、このアルバムの発売当時の広告に寄せられたザ・フーのピート・タウンゼントによるレビューには「恐ろしいほどの傑作 (an uncanny masterpiece)」と評された。
2015年に発表された『ローリング・ストーンが選ぶ史上最高のプログレ・ロック・アルバム50』第2位。

A1 21st Century Schizoid Man (Including “Mirrors”)
A2 I Talk To The Wind
A3 Epitaph (Including “March For No Reason” And “Tomorrow And Tomorrow”)
B1 Moonchild (Including “The Dream” And “The Illusion”)
B2 The Court Of The Crimson King (Including “The Return Of The Fire Witch” And “The Dance Of The Puppets”)

Bass Guitar, Lead Vocals – Greg Lake
Drums, Percussion, Vocals – Michael Giles
Guitar – Robert Fripp
Producer – King Crimson
Reeds, Woodwind, Vibraphone [Vibes], Keyboards, Mellotron, Vocals – Ian McDonald