鈴木英人さんの描くカセットインデックスレーベル

イラストレーターの鈴木英人(すずきえいじん)さんが、2020年で活動40周年を迎えたとの事。

鈴木さんは1980年代から現在も活躍するイラストレーターです。
線と面を特徴的に生かした作風で、車や海岸をモチーフにしたものが多いです。
線で描き、濁色・淡い色を使わない独自のスタイルで描くアメリカの街、看板、車、西海岸のビーチ・・・。
彼の名前を知らなくても、そのイラストは多くの人が見おぼえがあると思います。

そんな鈴木さんが1988年まで表紙を担当していたのが、FM情報誌「FM STATION」。
1980年代はエアチェックブームでFM情報誌が多くあり、中でも鈴木さんのイラストが目を引く「FM STATION」は人気がありました。

発売日に平積みされたFM情報誌の中で、彼の描くイラストの表紙はとても目立っていたものです。
その「FM STATION」で、付録についていたカセットインデックスレーベルが毎号大人気に。
「FM STATION」でラジオ番組をチェックし、カセットテープに録音し、付録のインデックスレーベルでていねいにカセットレーベルを作る。 そんな一連の作業がとても楽しく、充実していたものです。
こういった時間も音楽と向き合うという意味で、とても大切な時間でした。
デジタルにはないアナログな世界を知っている世代は、とても幸せな時間を過ごしてきたのではないでしょうか。

カセットテープのデジタル化

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押し入れや、クローゼットの奥で眠っているカセットテープを、当時と同じ音質に近い形でデジタル化するサービスです。
デジタル化する事でスマホでも聞く事ができます。