レコードの歴史に纏わる3名の米国人 Part.1

昭和に一世を風靡したレコードプレイヤーの最も先駆けとなった蓄音器は偉大なアメリカの科学者トーマス・エジソンにより発明されたものでした。エジソンが作ったレコードプレイヤーは音が刻まれた筒状のものをセットし、ハンドルをくるくる回すと音が出るもので音楽を堪能するものというよりは音声を記録するツールとしてのレコード(記録)だったのです。

元は蓄音機よりも電話機の発明に力を注いでいたエジソンでしたが、電話機の発明ではグラハム・ベル氏に敗れてしまったので、その先の何かがないだろうか?と考えて、通話の記録を残すボイスレコーダー的な手段として考案し、開発されたのが1877年に完成された「フォノグラフ」という最初の蓄音機でした。

更に、ドイツ系アメリカ人の発明家のエミール・ベルリナーはグラハム・ベルの電話機に魅せられ、グラハム・ベルの設立したベル研究所で働きます。そこで電話機がより良いものとなる為の研究を重ねます。しかし、蓄音機の特許はエジソンのものであった為、別のものとして誕生させるためには多くの改良が必要でした。(Part.2へと続く)

レコードのデジタル化

レコードのデジタル化

温もりのあるレコードの音はそのままに、CDへのデジタル化サービスを行っております。

デジタル化することでデジタルオーディオプレイヤーにも取り込め、気軽に音楽を楽しむ事ができます。