ちょっと気になるアルバム part223

Pat Metheny – What’s It All About

2011年作品。
[HMVの商品紹介より記事抜粋]
『オーケストリオン』で複数の楽器を自動演奏させるという驚異のアプローチを成し遂げたメセニーが次に作品として送り出すのには「ソロ・アコースティック・ギター」作。
ソロ・ギター作品としてはスペシャル・チューンアップされたバリトン・ギターを駆使したグラミーを受賞した2003年作品『One Quiet Night』以来。
しかも、収録された曲は、全曲他アーチストの曲。
いわゆるカヴァー・アルバムとなっています。
これまで40近くに及ぶメセニーのアルバムで自身のオリジナル曲が1曲も入っていない作品はこれまでになく、メセニーにとって初の試みとなっています。
収録された楽曲は、ポール・サイモン、レノン & マッカートニー, バート・バカラック、ヘンリー・マンシーニ等、1954年生まれのメセニーがまだ楽器や曲作りを始めていなかった10代初期にどれもがトップ40ヒットした、誰もが知る名曲。
若きメセニーがハーモニーとメロディーにおいて大きな感銘を抱いた楽曲達です。
ギターに関しては、42弦カスタム・メイド・ピカソ・ギターを使用した「The Sound of Silence」、6弦を使用した「Pipeline」、そしてナイロン弦ギターを使用した「And I Love Her」を除くほとんどの曲でアコースティック・バリトン・ギターをプレイ。
至高の技術を持って豊かな音色と共に美しく奏でられる名曲達。
まさにメセニー流と呼べる、これまでにないソロ・ギター作、そして最上級のカヴァー集と言えるでしょう。

The Sound Of Silence
Cherish
Alfie
Pipeline
Garota De Ipanema
Rainy Days And Mondays
That’s The Way I’ve Always Heard It Should Be
Slow Hot Wind
Betcha By Golly, Wow
And I Love Her