カセットテープの薄さと音質

カセットテープの薄さとはどのくらいのものでしょうか。

カセットテープは分数にもよりますが、90分テープが大体食品用ラップと同じぐらいだそうです。 テープのねじれやたるみを直すために引っ張り出して、ぐしゃぐしゃになってしまい収拾がつかなくなった・・・という経験は誰でもおありの事と思います。

46分、54分、60分、90分、120分と分数が大きくなるほどテープは薄くなります。
46分テープと120分テープを比べてみると、明らかに120分テープの方が薄いです。
テープが薄いと音があまりよくない、という事になり、レコードやCDなどの音源をダビングするのには120分テープは向いていませんでした。

しかし、120分テープが活躍する場面はあります。 それはラジオ番組の録音です。
120分テープは、オールナイトニッポンなどの深夜の長時間番組を録音するのにとても適していました。 トークが主なラジオ番組なら、音質も気にしないですみます。 筆者は、聴きたいけど眠くて起きていられない深夜番組をタイマーで録音し、翌日聴くのが楽しみでした。

以前は、ラジオ番組を聴いたり録音して楽しむことをエアチェックと呼び、多くの人々がラジオを楽しんでいました。 音の良いFMラジオは46、54分テープで、音が今一つのAMラジオは120分テープで録音、と住みわけがされていたと思います。 120分テープは、需要がありとても便利なものだったのです。 あなたの家にも、なつかしいラジオ番組が埋もれているかもしれません。

カセットテープのデジタル化

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押し入れや、クローゼットの奥で眠っているカセットテープを、当時と同じ音質に近い形でデジタル化するサービスです。
デジタル化する事でスマホでも聞く事ができます。