隠れた名盤 Part17

Tom Scott – Apple Juice

1981年の作品です。

[1999年 CD ライナーノーツより抜粋]
Tom Scott の初のライブ盤であります。
自らのプレイに自信を持っている彼のこと、ライブレコーディングに挑戦するのは少し遅かった気がする。
何よりもニューヨークに乗り込んでの録音だ。
「ビッグ・アップル」という通称で知られるニューヨークのミュージシャンと組んでの演奏。
共演は、当時スタッフのメンバーであったエリック・ゲイル、リチャード・ティー、スティーヴ・ガッドに加えて、当時マイルス・デイヴィスのグループに抜擢されていたマーカス・ミラー等が参加した。
収録曲の殆どはインストゥルメンタルだが、「ソー・ホワイト・アンド・ソー・ファンキー」ではゲストのドクター・ジョンがボーカルを担当している。
全体的にまとまった演奏であります。
ラストの曲「Instant Relief」のベースとドラムのソロは圧巻。
上質のフュージョンと言ってよいでしょうか、ロックファンにもお勧めの作品です。

1 Apple Juice
2 Gonna Do It Right
3 We Belong Together
4 So White And So Funky
5 Gettin’ Up
6 In My Dreams
7 Instant Relief
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Bass ? Marcus Miller
Drums ? Steve Gadd
Engineer ? Hank Cicalo
Guitar ? Eric Gale, Hugh McCracken
Keyboards ? Richard Tee
Percussion, Electronic Drums [Syndrums] ? Ralph MacDonald
Producer ? Hank Cicalo, Tom Scott
Saxophone, Lyricon ? Tom Scott
Vocals ? Dr. John