隠れた名盤 Part23

Various Aurex Jazz Festival (1980): Jazz Of The 80’s

1980年の作品です。

CD化されたアルバムですが、直ぐに廃盤になったと思います。
貴重な作品だと思います。
「Strap Hanging」の凄まじいMichael Breckerのソロは圧巻です。

[レコードライナーノーツより 抜粋]

ジャズ史をふり返ると、70年代はフュージョンが席巻した時代だったといえる。
もちろん、ハード・バップもスイングも共存していたが、時代をリードしたのはフュージョンであった。
しかし、80年代のジャズはどうなるであろうか。
それはこのアルバムを聴けばわかるが、フュージョンを充分消化した上で、かつての新主流派的なジャズの要素、モード手法や個人の個性的なアドリブも重複した、かつての主流派モダン・ジャズの奏者とスピリットも生かした演奏になるであろう。
つまり主流派モダン・ジャズへの軌道修正が少し行われたことになる。
オーレックスジャズ祭でのこの作品の演奏は、まさにこの80年代ジャズの姿そのものの演奏であり、フュージョン・タッチの演奏からかなりオーソドックスなメインストリーム・モダン ・ジャズまで幅広い演奏を展開している。
ここにはいま起こりつつあるジャズにふさわしい熱気と興奮があり、ききてに強いメッセージを送ってる。
参加メンバーはいずれもリーダー級のスターであり、それぞれのプレイを大きくフューチャーした演奏となっている。

A1 Intrepid Fox
A2 Bahama Mama
A3 Baffled
B1 Strap Hanging
B2 Good Morning Heartache
B3 Home Stretch
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Drums Peter Erskine
Electric Bass Alphonso Johnson
Flute, Saxophone [Tenor] Joe Farrell
Guitar Robben Ford
Keyboards George Duke
Saxophone [Tenor] Joe Henderson, Michael Brecker
Trumpet Freddie Hubbard, Randy Brecker