隠れた名盤 Part108

Alphonse Mouzon – By All Means

1980年作品。
元ウェーザー・リポートのドラマー(70年〜71年)。
元々はジャズドラマーであり、ウェーザー・リポートを脱退した後も、クラブでフリージャズを演奏していました。
その後、ディスコ、フュージョンブームに便乗して、この作品を発表しました。
リズムは正確であり、安心して聴けます。
この作品、最大の目玉は、ハービー・ハンコックの参加だと思います。
彼のソロは随所に出てきますが、一般的なフュージョン系のピアノと異なり、ジャズのフレーズが強調されているように聴こえます。
ハービー・ハンコックのリーダーアルバムかと、最初は錯覚するほど、彼の印象が強いですね。
また、リー・リトナーのギターも控えめながらも、ツボを押さえているように感じました。

Do I Have To?
Space Invaders
The Next Time We Love
The Jogger
By All Means

Drums, Percussion, Synthesizer [Arp String Ensemble] – Alphonse Mouzon
Bass – Scott Edwards
Electric Guitar – Paul Jackson Jr.
Flugelhorn – Freddie Hubbard, Jerry Hey
Guitar – Lee Ritenour
Oboe – Larry Tim
Piano – Herbie Hancock
Saxophone [Alto] – Kim Hutchcroft
Saxophone [Tenor] – Larry Williams